価格の見える
家づくり

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『価格の見える家づくり』

従来の家づくり(一括請負方式)

今までの日本の家づくりは『一括請負方式』といわれるものが大半でした。これは文字通り建築工事を一括で請け負うやり方です。ハウスメーカーや工務店がこの方式をとっています。一括請負方式は、「請負契約金額」と「実際の工事費原価」との差額が利益となります。では、この『差額』とはいったいどれくらいなのでしょう。ハウスメーカーや工務店等の元請けは、建て主との契約が決まり次第、お抱えの設計事務所や各専門工事業者に見積を依頼します。各見積がそろったところで集計し、ここで工事原価がわかります。ここから、各見積りそれぞれに元請けの諸経費を上乗せしていきます。これが建て主さんとの「請負契約金額」になります。

この上乗せされる諸経費は建て主には公開されません。

戦後日本の住宅建て方

そこでシンク設計事務所では、2005年より本格的に分離発注方式(オープンシステム)を導入してきました

分離発注方式(価格が透明化)

「原価」で建てる賢い家づくり(分離発注方式)

分離発注を選ぶことで、建て主さんと、設計事務所と、職人さんだけのシンプルな関係で家づくりに取り組む事が可能です(ハウスメーカー・工務店が参加しないので中間マージンがありません)。

難しいと感じる方がいらっしゃいますが、基本的に私たちがハウスメーカー・工務店の行う全ての業務を行いますのでご安心ください。建て主さんの増える作業というものは、工事着工から完成までの月末の各業者さんへのお振り込みですが、このお支払いについても、工事の出来高払いでのお支払いになりますのでむしろリスクが低く安全なものとなっています。(建設会社の倒産について調べるとリスクがわかります)

分離発注方式はテレビや新聞、雑誌等でも採り上げられ、世界中では一般的なやり方です。むしろ日本の一括請負方式のほうが特殊です。

戦後70年の間に建築のやり方は変化してきましたが、『一括請負方式』と比べ『分離発注方式』というのは建築の新しい考え方、やり方です。

家づくりの歴史として、昔は近所の大工さん(一括請負)にお願いして建てられていたものが、近年では住宅展示場へ行きハウスメーカー(一括請負)や工務店(一括請負)で家づくりを選択される方がほとんどだと思います。

しかし、これからは分離発注を行う設計事務所(分離発注)で家づくりをする、という選択もひとつの賢い家づくり方法です。

分離発注『オープンシステム』が表に出てきている今、気づいている人は気づいています。全国では北海道から沖縄石垣島まで、志を持った建築家が分離発注オープンシステムに参加しています。

私たちは、建築士の使命として、持続可能な社会を実現するために『分離発注方式』で高性能な家づくりを広めていきます

ツバメが飛ぶ広い空