■ 江戸川台の家 ーオープンシステム#1ー
■構造・階数:木造軸組み・地上2階
■所在地:千葉県流山市
■延べ面積:163.13㎡ (49.25坪)
■竣工:平成20年7月
■摘要:外断熱工法による高気密・高断熱、オール電化住宅、蓄熱式暖房器
施主の希望は〝丈夫で長持ちする家〟〝安全な家〟〝快適な家〟〝省コストな家〟と具体的な要望が多く、それぞれ全体のバランスを考えて基本設計・実施設計を進めた。構造に関する耐力壁には面で支える構造パネルを使用。壁倍率も大きく、より丈夫で安全な住まいになってる。基礎は地盤調査により、改良が必要で、60本の杭とベタ基礎が住まいを支えている。仕上げ材は、床に無垢フローリング(チーク材)、壁は珪藻土、天井も無垢材を使うなど、健康で気持ちのよい空間となっている。断熱性能には特にこだわり、断熱材の厚さ、屋根に遮熱シート、窓には樹脂サッシとLow-Eガラスを取り入れている。省エネ対策として電気蓄熱式暖房器・エコキュート(給湯)を選択し、深夜電力を有効に利用できる器機を採用。クリーン&エコロジーなオール電化住宅。
■世界にひとつだけの…
江戸川台の家は四十数年住んだ愛着のある家からの建て替え工事。「家を建てるということはブランド品を買うような行為ではなく、皆で造り上げていく創造的な行為だと思います。心を込めて丁寧に造り上げた世界に一つしかない○○邸をお願いします。」という施主の想いを設計コンセプトに基本設計では十分な時間をかけ、さまざまな提案、検討を重ねました。建築に対して熱心なお施主様で、要望書をいただいたときは本当によく勉強されていると感心しました。
基本設計から完成まで約一年半かかりましたが、最初で最後の家づくり、オープンシステムの家づくりを楽しんでいただけたと思います。